9月25日

妹のご祝儀。
非常にあわただしく忙しかったですが、無事終了致しました。

兄として何を言おうか、何をして祝ってやろうかずっと前から凄く悩んでました。
「ネタが無い」
この一言。
従兄弟と競演し漫才も考えましたが、なかなか思いつかず直前で司会にキャンセル;;

しかし・・・このまま何もせずに終わらせたくない!と思った俺は
あることを思い出したのです。

三年前、父が他界。
妹の花嫁姿も、孫も見ずに逝ってしまいました。
父はよく俺たちが小さい頃、車で必ずといっていいほど歌を歌いながら運転する人でした。
俺は誰の歌か分かりませんでしたが、何回も歌うものですから俺は覚えてしまっていた曲があったのです。
一番だけですけどね。

そして俺はそれを思い出し、賭けに出ました。
果たして妹がこの曲を覚えているのか?
自信はありませんでしたが「きっと覚えているはず!」と思ったのです。
そして司会の人に強引に頼みました。
そしたら、何の曲ですか?と聞かれ
歌って見せたらどうやら「夕焼け雲」という曲だったようです。
「カラオケに曲ありますよ?」と言われましたが俺は断りました。
「どうしても覚えている部分だけでいいからアカペラで歌わせてくれ!」と

そして司会の人に呼ばれたタイミングで飛び出し、妹の前で
「覚えているか?親父が車の中で歌っていた曲を?」
妹に問いかけ、アカペラで歌ってみせたのです。
そしたら覚えていました。覚えていたのです。あの曲を。
妹は泣いていました。歌った後にすぐ舞台から降りて周りを見ると
妹の友達や母さんやおばさん達がすべて号泣しているのです。
俺は兄として祝ってあげられる気持ちのすべて込めて歌いました。
スッキリしました。やってよかった。
やらなければ絶対後悔していたと思います。ホント、アドリブでしたけどね〜
自分でもアドリブであそこまで出来るとは思っていませんでした。
最後に兄として言える言葉
妹よ、「幸せになれ」。